パウダーコートとは

高品質な塗膜強度と優れた防錆能力、色が豊富なので、鮮やかにあなたの生活を彩ります。

パウダーコート(粉体塗装)は通常の塗装とは塗料が違い、「粉」を使用します。1回の塗装で溶剤塗料のおよそ4~5倍の塗膜(40~50ミクロン)をつくることができ、キズに対して非常に強く、塗膜自体が柔軟なため、温度差の激しい場所でも金属の伸縮に対応できます。ですから、ひび割れを起こしにくく錆びにくいため、塗装寿命が長いことが特徴です。ガードレールやスチール家具、自動車部品、エクステリア用品など、過酷な使用状況の塗装に多く利用されております。当社に依頼されるものの多くが、自動車やバイク部品などですが、例えば除雪用に使用していた錆びたスコップ、農機具の部品、モトクロスバイク部品やお子様との思い出の三輪車やスケートのブレードなど、北海道の厳しい屋外で使用され、思い出のものを美しく蘇らせることが可能なコーティング方法です。

パウダーコート(粉体塗装)の特徴

傷に強い

錆びにくい

温度差に強い

色が豊富

どんなものにパウダーコート(粉体塗装)できるの?

耐熱性がある金属類

粉体塗装は最終工程で150~200℃の高温焼き付け処理を行います。そのため被塗物の素材がこの高温に耐える必要があるので、被塗物の素材としては主に金属類となります。

通電性があるもの

粉体塗装には、主として静電粉体塗装法と流動浸漬法の2種類があります。当社は静電粉体塗装法を行っています。被塗物の素材が一定値以上の通電性を有する必要があります。金属類であれば問題はありませんが、その他の素材の場合には注意が必要です。

塗装可能サイズ

当社のパウダーコート(粉体塗装)が可能な被塗物の最大値は下記のサイズ以内です。

  • 縦:  150cm
  • 横:  80cm
  • 奥行: 70cm

外面塗装のみできます

当社のパウダーコート(粉体塗装)では被塗物の内面の塗装はできません。例えば、容器の内面や細いパイプの内面などの塗装はできません。お持ちのものが塗装できるのかわからない場合は気軽にご相談ください。

パウダーコート(粉体塗装)の塗装工程

①既存塗装剥離

既存の塗装を全剥離し素地を出します。(状態による)

②ブラスト研磨

小傷・小孔・加工荒れなどを取り除きます。

③パウダーコート塗装

ご指定のカラーを塗装します。

④窯焼き(焼付)

パウダーコート用の窯に入れ、焼付します。

⑤クリアコート塗布

クリアコートの有無が選べます。

ご注意ください!

パウダーコートは焼付け硬化温度が200℃ほどに達するために、ブラスト研磨後に除去しきれない腐食痕が残る物や古い鋳造製の物は、内部から異物、空気が沸いてきて表面の塗膜を押し上げ気泡となってしまいますので、あらかじめご了承ください。